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Facebookのページで営業案内や新サービス・新商品の告知を行っていることから、「ホームーページがなくてもソーシャルメディアだけで充分じゃない?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
たしかに、「情報発信のみ」であれば、ソーシャルメディアのみで補えるかもしれません。しかし、自社ウェブサイト(ホームーページ)の存在意義・目的は情報発信のみではありません。
多くのファンを獲得している大手ブランドや企業こそ率先してソーシャルメディアと自社ウェブサイト、またはその他のキャンペーンサイトなどの運用を行っているのも事実です。
では、Facebookなどのソーシャルメディアと自社独自ドメインのウェブサイト(オウンドメディア)を運営する目的や、それぞれを運用するメリットはなんなのでしょう。
御社のサービスや商品の認知拡大、ブランドの浸透、調査や課題発見などなど。現状でのユーザー行動なども含めて、まずは基本となる事柄についてまとめてみました。
※今回は、無料サービスではない独自ドメインのオウンドメディアとしてのオリジナルブログのメリットや無料サービスとの違いなどについては触れず、また別の記事でまとめたいと思います。
SNSは接点であり出会いの場、目的は説明ではなく興味を持ってもらうこと
FacebookやTwitterで情報を探したりフロー的に閲覧をする場合があるかと思います。自分自身も専用のリストなどを設定して、興味のある企業やメディア、個人の発信した新しい情報に触れる機会が多くあります。
そういった自身の用意した(設定した)環境だけでなく、ソーシャルメディアの特徴としてつながっている友人知人、フォローしている相手などのシェアや拡散から、昔は普段の生活では知り得ない・触れることのなかっであろう情報によりタイムリーに触れることが可能になりました。
情報を発信している企業側からすれば今まではテレビやチラシでしか接点を作ることができなかった見込客や、既存顧客との「接点」の場としてソーシャルメディアを活用でき、
そこで、自分自身が日頃チェックしている企業やブランドのとある投稿のひとつを思い返してみてください。通常であればその投稿内容は以下のような内容になると思います。
- ・見出しとしての告知+魅力的な写真
- ・要約された魅力的なポイント
- ・簡易的な日時や機能について
- ・詳細についての自社サイトへのリンク
ここでの注目は自社サイトや告知サイトへのリンクがなぜもうけられているのでしょうか。Facebookでのページでも企業側が伝えたい情報を一つの投稿にすべて掲載したらどのような見た目になるでしょう。
おおよそ、そのような文章量は通常のソーシャルメディアのユーザーは望んでいない(避けられる)内容なってしまうと思います。
Twitterは140字という制約があり、その制限のおかげでコメント(文章)が磨かれます。写真共有のInstagramでは、今でこそわりとコメントのやり取りが行いやすくなりましたが、人気理由は言語に関係ないノンバーバルコミュニケーションであり、そこで接点の場を作り、どのように自社サイトへ誘導するかという施策が、利用者側としても重要な課題であると思います。
多くのファンを獲得してソーシャルメディア上でも話題になるようなブランド企業はとくに、より多くの方の目に止まり拡散されやすく(したくなる)なるために、ひとつひとつの投稿は可能な限りシンプルに明確で、短文で魅力的なものに仕上げて投稿していると思います。
ソーシャルメディアではなくニュースメディアやまとめサイトでも紹介されるニュース(プレス)リリースについても、その目的はより多くのユーザーに「情報に触れてもらうこと」がまずの目的であり、詳細についてはその目的である「興味」を起こしてから、他の自社サイトへ誘導していると思います。
つまり、ソーシャルメディアは接点・共感への起点であり、交流の場であるということです。
個人的なイメージではありますが、簡単な定休日の連絡など、基本的な日程ははソーシャルメディアの投稿内に記載して、あらたに文章を記載した自社サイトへの「ご挨拶」へ誘導している場合など、より共感が持てるように感じます。
社会的信用、見られ方
自社と考えると費用や手間から「まあそんなに見られかたの違いも感じないし、自社のホームーページはなくても良いでしょ。。」と考えてしまうかもしれません。
なにかのサービスやショップ、または新規の仕入先やなにかしらの依頼先を検討・探しているとき、あるいは競合企業など、自社ホームーページが存在しない(またはあからさまに無料のもの)場合、率直にどのうような第一印象を持たれるでしょうか。
そして、それが御社を見ている顧客や新規見込客であったらどうでしょう。
営業的価値、営業効率への影響
企業やショップとしてまず気になるのが、ホームーページがどのように営業的に価値があり、影響するのだろうといったことだと思います。
少し過去の経験を思い返してみて欲しいのですが、新規仕入先や取引先を検討している場合、企業への問い合わせやお店に行ってみようと思うまでの動機付けはすでにウェブ上での評価で決まってしまい、実際のお問い合わせ前に下調べや競合比較なども、すでに事前に済んでいた経験はないでしょうか。
情報を隠す(自社サイトをもたいない)ことが戦略上の理由がある場合以外、ソーシャルメディアでの断片的な情報のみで、自社サイトで情報詳細や御社についての情報に触れることができない場合、一般的には選択肢にすら含まれることが少ないのではないでしょうか。
また、事前での認知や理解で「検討段階の前」にかける御社の営業スタッフのリソースが軽減されることにもつながり、ホームーページの構成によってはカタログやパンフレットなど、営業ツールとしての一面も備えることができますし、
行ったことがない飲食店など、初回の接点がやメニューや営業時間、店内の様子といった情報に触れるのも、ウェブ検索が入口となることも少なくないと思います。
もちろん、BtoB営業の対面での印象、やり取りの大切さは自分自身の営業経験からも大切さは充分感じています。しかし、都合の良いときに確認できるモニター越しの情報は第三者的(公的)な印象も感じさせ、双方の事前での理解へ役立ってくれることと思います。
効果検証、蓄積
どこから・どのようにサイトへ訪問して、どのようなサイト閲覧を行ったのか。またはユーザーの隠れた目的はなんのかといった検討材料など、企業やお店にとって大切なユーザー(顧客)行動のデータだと思います。
一般的なチラシやDMなど、効果的な利用方法もありますし、別途費用をかけた調査も行うことが可能かもしれません。しかし、スマートフォンなどユーザーの身近な存在であるウェブ上での行動を調査・蓄積できるのがアクセス解析を活用でき、ホームーページの「今」といったリアルタイムでの解析も行うことができます、
ユーザーのニーズを満たすのが自社サイトの役割り
ソーシャルメディアが入口・接点となりさらなる情報を求めて御社のサイト(ホームーページ)にユーザーは訪れます。
つまり、ホームーページはユーザーが望んでいる情報を望んでいるときに、望んでいるデバイス(PC、スマホ、タブレット)で情報提供できるとが必要です。
ユーザーが望んでいる情報を提供することができているからこそ、顧客との双方向でのコミュニケーションを生み出し、御社が望んでいるゴールに導くきっかけになるのです。
また、自社ドメインで情報設計のなされたホームーページであればこそ、御社の大切にしていること、コンセプトやイメージを、トータル的なデザインをとおして伝えることが可能となり、イメージ付けやブランディングにつながっていきます。
独自ドメインは御社所有の資産になる
自社管理のドメインで制作・運営されるウェブサイトであれば、そのコンテンツ(情報)は御社の活動で築いたウェブ上での「資産」となり、その資産は蓄積されていきます。
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアでの投稿や、独自ドメイン以外の外部サービスのブログでコンテンツを制作しても、その特徴としてはユーザーとの接点に対してフロー的(流れていく)なコンテンツとなり、その蓄積の意味・取り扱われ方としても独自ドメインで制作したストック(蓄積)されていくコンテンツのような御社の資産とは異なり、御社サイトへのSEO的なメリットも薄まります。
ユーザーの目的(ニーズ)を満たし、資産となっていくのが自社サイト(ホームーページ)なのです。
昨今のGoogleなどの検索エンジンの性能向上からも、外部リンクの購入や小手先だけの行動で検索順位を向上させることは難しく、そういったことに対してのペナルティの強化・精査も行われています。
そういったなかで大切なのは、小手先のテクニックではなくホームページの構成や情報設計、内容の質を充実させていくことが一番大切なことであり、本当の意味での「SEO(検索エンジン最適化)」につながっていきます。
ソーシャルメディアはユーザーとの接点、交流の場としては運用次第で非常に有益です。しかし、極論ではありますがソーシャルメディア上での活動は基本的に御社の所有物ではありません。また、ソーシャルメディアの運営企業も営利企業です。
突然の機能・仕様変更、または予期せぬ方向転換など、気にしておくべき点があるのも正直なところです。
接点と出会いの場であるソーシャルメディア、理解と蓄積・評価の受け皿である自社サイト
ここで説明させていただいた内容は全てではありませんし、違ったご意見もあるかと思いますが、双方のメリットについて何かしらの参考になれば幸いです。
企画にはじまり運用上での日々の人的リソースなど、ソーシャルメディアと自社サイトを日常の業務の中で運用していくのは難しいかもしれません。
そういったなかでもウェブ上での表現、コミュニケーションをまずは楽しんで運用していただけたらと思います。
>> ウェブサイトやホームページの制作でよくご相談をいただくこと
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